新たな訴訟では、国土安全保障省(DHS)が人工知能(AI)を用いて連邦移民執行活動を録画している傍観者を特定し、秘密データベースに登録していると主張している。
メイン州在住の女性2人が提訴し、連邦職員が合法的に録画していたため、国内テロリストのデータベースに追加すると脅迫されたと主張している。
訴状に収録されている動画では、カメラの後ろにいる女性が連邦移民職員に対し「録画は違法ではない」と言い、なぜ彼女の情報を記録しているのかと問いただす様子が映っている。職員は「我々は優れたデータベースを持っている。これで君は国内テロリストとみなされる。だから、楽しんでくれ」と答える。
この一連のやり取りは、訴状の中で詳細に述べられている。また、原告が「このようなことを繰り返すなら、国内テロリスト監視リストに載せる。そして今夜遅くに君の家を訪問する」と言われた別の場面も含まれている。
この訴訟の原告2人は、連邦移民活動を監視し抗議する憲法修正第1条の権利を行使したことで、連邦職員から報復を受けたと主張している。
国土安全保障省は、そのようなデータベースの存在を否定しているものの、脅威があれば監視・調査していると述べた。しかし、何が脅威に該当するのかは依然として不明確である。トランプ政権の移民取り締まりに抗議していた人々が、違法行為を行っていないにもかかわらず、連邦職員から「国内テロリスト」と呼ばれた事例が数多くあるからだ。
スクリップス・ニュースはミネアポリスの活動家1人にインタビューを行い、人々は連邦政府によって個人情報が追跡されていることを認識していると述べた。
カイロス・フェローズのAI担当シニアキャンペーン担当者、イルナ・ランドラム氏は、「ここミネアポリスでも、連邦職員が誰かを呼び止め、名前を呼んでいるという報告があります」と述べた。 「…監視されている、モニタリングされているという感覚が確実に生まれます。しかも、潜在的な脅威として監視され、自国政府から潜在的な脅威として名指しされているのです。」
この訴訟は、国土安全保障省(DHS)がAIを活用した監視ツールの使用を急速に拡大しているさなかに提起されました。その中には、職員が顔、ナンバープレート、ソーシャルメディアの投稿をリアルタイムでスキャンできる技術も含まれて います。本来は外国人の追跡を目的としていたものが、今では抗議活動参加者や傍観者を含む米国市民の監視にも令状なしで利用されていることを考えると、懸念すべき事態です。