ベルリン、1月23日(ロイター) - ファクトチェック会社ニュースガードとドイツの調査報道機関コレクトティブは23日、2月のドイツの総選挙に影響を及ぼす目的で虚偽のニュースを流布していたロシア関連のウェブサイト群を特定したと発表した。
両組織の共同分析では、102のウェブサイトと、現在ロシアに亡命中の元米警察官ジョン・マーク・ダウガン氏との関連が判明したと付け加えた。
同報告書は、これらのサイトを「ダウガン氏のネットワーク」と表現し、一部はドイツの有名メディアのブランド名を冠したサイトは、AI生成コンテンツで溢れていると指摘した。 NewsGuardは、ダガン氏がロシアのGRU軍事情報局に関わる影響力作戦に関与していた証拠があると述べた。
ロイターがコメントを求めたところ、ダガン氏はこれらのウェブサイトとの関連を否定した。
過去に米国に対して同様の偽情報キャンペーンを行ったと非難されているダガン氏は、ロシア情報局とは何の関係もなく、金銭も受け取っていないとロイターに語った。同氏は、ロシアに代わって偽情報を広めたとしてNewsGuardが同氏のせいにしようとしていると非難した。
分析では、ダガン氏がNewsGuardに対し、ロシア政府は「何も成し遂げない役立たずの官僚だ。だから、なぜ皆が私が彼らのために働いていると思っているのか分からない。私はそう思っていない。そして、私にはそんな忍耐力 はない」と語ったと引用されている。
ドイツのロシア大使館は、営業時間外にコメントを求めたが、すぐには返答しなかった。ロシアは、西側諸国に対する偽情報キャンペーンへの関与を一貫して否定している。
これらのサイトは、どれも似たような見た目で安っぽいデザインで、親NATOおよび親ウクライナの立場をとるドイツの政治家、特にウクライナへの断固たる支持とグリーン移行への支持で知られる政党である緑の党に関する偽情報を含む記事を掲載していた。
これらのサイトはまた、極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)など、より国家主義的でロシア寄りの立場をとる政治家や政党に有利なコンテンツを広めた。
ドイツ外務省と国内情報機関は、国家機関への信頼を弱める可能性があるとして、このキャンペーンを監視しているとNewsGuardに語った。
米国当局は7月に、選挙前に有権者に影響を与えるために使用された、AIを活用した数百の偽ソーシャルメディアアカウントを含むロシアによる同様の偽情報キャンペーンを公表した。